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2 | LPCXPRESSO-LPC812ターゲット依存部 (ssp-1.3.0対応)
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3 | Last Modified: '15/05/22
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6 | ○概要
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8 | LPCXPRESSO-LPC812ターゲット依存部は,プロセッサにLPC812(Cortex-M0+)を搭載した,
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9 | LPCXpresso LPC812ボードをサポートしている.
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12 | ○カーネルの使用リソース
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14 | カーネルは以下のリソースを使用する.
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16 | ・ROM
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17 | コードを配置する.
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18 | 使用量は使用するAPIの数に依存する.
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20 | ・RAM
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21 | データを配置する.
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22 | 使用量はオブジェクト数に依存する.
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24 | ・SysTick
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25 | カーネル内部のティックの生成に用いる.
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27 | ・Universal Synchronous Asynchronous Receiver Transmitter(USART)ポート0
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28 | コンソールの出力に使用.
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31 | ○他のターゲットへの移植
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33 | LPCXPRESSO-LPC812ターゲット依存部で使用するシリアルは,LPC812の内蔵機能のみを使用するため,
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34 | LPC800系のCotex-M0+を用いた環境には容易にポーティングが可能である.
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35 | ポーティングに関しては,以下の初期化ルーチンにターゲット毎の初期化を追加すればよい.
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37 | ・target_initialize() : target_config.c
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38 | ターゲット依存部の初期化(C言語)
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39 | ・_hardware_init_hook : target_support.S
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40 | 低レベルのターゲット依存の初期化
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41 | スタートアップモジュールの中で,メモリの初期化の前に呼び出される
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44 | ○デバッグ環境
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46 | デバッグ環境としては,LPCXpresso LPC812に搭載されるSWDデバッガおよび
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47 | 開発およびデバッグの環境として LPCXpresso IDE の使用を前提とする.
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49 | LPCXpresso IDEについては、以下のサイトを参照
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50 | http://www.lpcware.com/lpcxpresso/home
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53 | ○コンパイラ
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55 | GCC で動作確認を行った.GCC は,LPCXpresso IDEに同梱されているものを利用した.
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56 | 動作確認に使用したツールのバージョンは以下のとおり.
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57 | ・GCC 4.9.3(LPCXpresso IDE 7.7.2)
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59 | GCC については,同等のツールが以下のサイトからも入手することが可能である.
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60 | https://launchpad.net/gcc-arm-embedded/
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62 | ○割込み優先度
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64 | 割込み優先度として指定可能な範囲は,-3 〜 -1 である.
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66 | ○コンソール出力
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68 | コンソール出力には,USART0を用いる.LPCXPRESSO-LPC812はRS232Cポートを
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69 | 搭載していないため,ユニバーサル基板などを用いて当該ポートをPCに接続する
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70 | 必要がある.その際,RS-232Cドライバを介する必要がある点も注意すること.
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71 | USART0の送信/受信ピンはSWMの機能により自由に設定が可能であるが,
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72 | 既定ではP0_0(RXD), P0_4(TXD) に設定されている.
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74 | 通信フォーマットは以下の通りである.
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76 | ・19200bps, Data 8bit, Parity none, Stop 1bit, Flow control none
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78 | ○アドレスマッピング
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80 | 0x00000000 - 0x00003FFF 内蔵FlashROM 16KB
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81 | ・vectorセクション
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82 | ・textセクション
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83 | ・rodataセクション
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84 | 0x10000000 - 0x10000FFF 内蔵RAM 4KB
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85 | ・dataセクション
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86 | ・bssセクション
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88 | ○各種設定の変更
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90 | 幾つかのパラメータは変更可能になっている.設定ファイル毎に設定可能項目
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91 | は次のようになっている.
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93 | ●Makefile.target の設定項目
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95 | ・GCC_TARGET
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96 | GCCの suffix を定義
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98 | ・TEXT_START_ADDRESS/DATA_START_ADDRESS
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99 | テキストセクション,データセクションの開始アドレス
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101 | ・INCLUDES
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102 | インクルード指定
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104 | ・COPTS
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105 | Cコンパイラへのオプション
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107 | ・LDFLAGS
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108 | リンカへのオプション
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110 | ・USE_CMSIS
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111 | CMSISを利用する場合,trueに設定する.
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112 | デバイス定義ファイルLPC8xx.h を include してデバイスレジスタ定義を利用することが可能となる.
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113 | そのためには,インクルードファイルのサーチディレクトリとして LPC8xx.h の存在するファイルのパスを
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114 | CMSIS_INCLUDE_PATHに指定する (もしくは,LPCXpresso IDE でサーチパスの設定をしても良い)
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116 | また,ライブラリファイル(libCMSIS_CORE_LPC8xx.a)の利用は想定していない.
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117 | 少なくともsystem_LPC8xx.c の SystemInit に相当する処理(クロック設定)については
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118 | SSPのシステム起動時に実施しており,基本的に呼び出す必要はない.
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119 | ※ WDTの初期設定はおこなっていないため,必要ならば初期化が必要である.
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121 | ・USE_MTB
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122 | LPC800シリーズに搭載されているMTB(Micro Trace Buffer)を利用する場合,trueに設定する
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123 | その場合,バッファのサイズを MTB_BUF_SIZE に,バイト単位で設定する
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125 | ●target_config.h の設定項目
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127 | ・DEFAULT_ISTKSZ
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128 | デフォルトの非タスクコンテキスト用のスタックサイズ
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130 | ・SIL_DLY_TIM1/2 (現時点では未検証)
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131 | 微少時間待ちのための定義
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133 | ●target_syssvc.h の設定項目
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135 | ・UART_BAUDRATE
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136 | コンソールに使用するポート(USART0)のボーレート
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139 | ○変更履歴
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140 | ・2015/05/21
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141 | ・ssp-1.3.0対応
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142 |
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143 | ・2013/06/19
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144 | 新規作成
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