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TOPPERS BASE PLATFORM (RISC-V) とESPのATコマンドでAzure IoTに接続するサンプルプログラム
TOPPERS BASE PLATFORM (RISC-V)を使い ESP32 のATコマンドのTCPを通して、Azure IoTに接続するサンプルアプリ。 Sipeed Maix Bitを使用。ESP32とはIO6とIO7のUARTで通信します。
ソースコードはこちらにあります。 リストの下にある「Download in other formats:」の「Zip Archive」をクリックすると、zipファイルでダウンロードできます。
開発環境
ビルドはGCCとGNU makeを使用します。 ここではWindowsでの開発環境について説明します。 GCCはここで、 GNU makeはMSYS2のものを使います。 IDEとして、Visual Studio Codeを使います。
MSYS2とVisual Studio Codeの環境構築は、下記を参照してください。 https://qiita.com/takasehideki/items/fa0a1a6567a22f469515 ARM GCCの環境構築ですので、RISC-V GCCに置き換えて読んでください。 Visual Studio Codeの設定は、GCCが「C:\xpack-riscv-none-embed-gcc-8.3.0-1.2」に展開してある設定になっています。
Sipeed Maix BitのCPU Kendryte K210向けのGCCも使用できますが、下記の違いを直す必要があります。
- | xpack | Kendryte | 備考 |
インストールしたフォルダ | C:\xpack-riscv-none-embed-gcc-8.3.0-1.2 | C:\kendryte-toolchain | 各自の環境に合わせる |
コマンドプリフィックス | riscv-none-embed | riscv64-unknown-elf | - |
marchオプション | -march=rv64imafdc | -march=rv64imafc | - |
mabiオプション | -mabi=lp64d | -mabi=lp64f | - |
TOPPERS BASE PLATFORMのリリースに合わせてxpackを使用しています。
ビルド
ルートフォルダにある「azure_iothub.code-workspace」を、Visual Studio Codeで開きます。 初回の起動では下記の手順が必要です。 「Ctrl+@」でターミナルを開きます。この時警告のポップアップが出るので、「許可」してください。 Visual Studio Codeを一度終了して、もう一度起動します。 「Ctrl+Shift+B」でビルドが始まります。 「app_iothub_client\Debug\app_iothub_client.bin」が出力ファイルで、これを書き込みます。
書き込み
K-Flashを使って書き込みます。 ボーレートは115200が安定して書き込めます。
Lisence
フォルダ | 名称 | ライセンス |
app_iothub_client/src | アプリ | ファイルヘッダー参照 |
app_iothub_client/kendryte | Kendryte K210 standalone SDK | Apache-2.0 License |
asp_baseplatform | TOPPERS BASE PLATFORM | TOPPERS License |
azure_iot_sdk | Azure IoT C SDKs and Libraries | MIT License |
wolfssl-4.4.0 | wolfSSL | GPL License or 商用ライセンス |
zlib-1.2.11 | zlib | zlib license |