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2 CQ-FRK-FM3ターゲット依存部 (ssp-1.3.0対応)
3 Last Modified: '15/05/19
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6○概要
7
8CQ-FRK-FM3ターゲット依存部は,プロセッサにMB9BF618T(Cortex-M3)を搭載した,
9CQ-FRK-FM3ボードをサポートしている.
10
11
12○カーネルの使用リソース
13
14カーネルは以下のリソースを使用する.
15
16 ・ROM
17 コードを配置する.
18 使用量は使用するAPIの数に依存する.
19
20 ・RAM
21 データを配置する.
22 使用量はオブジェクト数に依存する.
23
24 ・SysTick
25 カーネル内部のティックの生成に用いる.
26
27 ・Multi Serial Interface(MFS)チャネル0
28 コンソールの出力に使用.
29
30
31○他のターゲットへの移植
32
33CQ-FRK-FM3ターゲット依存部で使用するシリアルは,MB9BF618Tの内蔵機能の
34みを使用するため,MB9BF61X系のCotex-M3を用いた環境には容易にポーティ
35ングが可能である.ポーティングに関しては,以下の初期化ルーチンにターゲ
36ット毎の初期化を追加すればよい.
37
38 ・target_initialize() : target_config.c
39 ターゲット依存部の初期化(C言語)
40 ・_hardware_init_hook : target_support.S
41 低レベルのターゲット依存の初期化
42 スタートアップモジュールの中で,メモリの初期化の前に呼び出される
43
44
45○デバッグ環境
46
47デバッグ環境としては,JTAGデバッガの使用を前提とする.
48デバッガはGDBを使用.
49JTAGハードウェアは,Besttechnology製のTiny JTAG-ICE2を使用.
50ソフトウェアとして,OpenOCDを使用.バージョンは、0.7.0を用いている.
51
52OpenOCDについては、以下のサイトを参照
53 http://openocd.sourceforge.net/
54
55○コンパイラ
56
57GCC で動作確認を行った.動作確認した GCC は,以下のサイトから
58バイナリパッケージをダウンロードすることができる.
59動作確認バージョンは 4.9.3 で行った.
60
61 http://www.mentor.com/embedded-software/sourcery-tools/sourcery-codebench/editions/lite-edition/
62 https://launchpad.net/gcc-arm-embedded/
63
64
65○割込み優先度
66
67割込み優先度として指定可能な範囲は,-15 〜 -1 である.
68
69○コンソール出力
70
71コンソール出力には,MFSのチャネル0を用いる.CQ-FRK-FM3はシリアルポートを
72搭載していないため,ユニバーサル基板などを用いて当該ポートをPCに接続する
73必要がある.その際,RS-232Cドライバを介する必要がある点も注意すること.
74チャネル0の送信/受信ポートはそれぞれCN2の16/15ピンに引き出されている.
75(ちなみにGNDはCN2の40ピンが利用可能)
76
77通信フォーマットは以下の通りである.
78
79 ・115200bps, Data 8bit, Parity none, Stop 1bit, Flow control none
80
81○アドレスマッピング
82
83 0x00000000 - 0x000FFFFF 内蔵FlashROM 1MB
84               ・vectorセクション
85               ・textセクション
86               ・rodataセクション
87 0x1fff0000 - 0x1FFFFFFF 内蔵RAM 64KB
88               ・dataセクション
89               ・bssセクション
90 0x20000000 - 0x2000FFFF 内蔵RAM 64KB
91
92○各種設定の変更
93
94幾つかのパラメータは変更可能になっている.設定ファイル毎に設定可能項目
95は次のようになっている.
96
97●Makefile.target の設定項目
98
99・GCC_TARGET
100 GCCの suffix を定義
101
102・TEXT_START_ADDRESS/DATA_START_ADDRESS
103 テキストセクション,データセクションの開始アドレス
104
105・DEFAULT_STK_TOP
106 ディフォルトの非タスクコンテキスト用のスタックの終了番地
107  ・非タスクコンテキスト用スタックポインタの初期値(底)
108
109・INCLUDES
110 インクルード指定
111
112・COPTS
113 Cコンパイラへのオプション
114
115・LDFLAGS
116 リンカへのオプション
117
118●target_config.h の設定項目
119
120・DEFAULT_ISTKSZ
121 デフォルトの非タスクコンテキスト用のスタックサイズ
122
123・SIL_DLY_TIM1/2
124 微少時間待ちのための定義
125
126●target_syssvc.h の設定項目
127
128・BPS_SETTING
129 コンソールに使用するポート(MFSのチャネル0)のボーレート
130
131
132○変更履歴
133 ・2013/04/24
134  新規作成
135 ・2014/03/06
136 一部記載ミスの修正
137 ・2015/05/19
138 確認コンパイラバージョンの変更
Note: See TracBrowser for help on using the repository browser.