TOPPERS/ATK2-SC3 <V850E2プロセッサ依存部マニュアル(GHS版)> このドキュメントはV850E2プロセッサ依存部のGHS版情報を記述したものであ る.GCC版と同様の箇所は説明を省いている. ○概要 V850プロセッサ依存部(以下,V850依存部)は,ルネサスエレクトロニクスの V850E2M/V850E2Sコア(V850E2v3アーキテクチャ)または,G3M/G3Kコア (V850E3V5アーキテクチャ)を用いたLSIをサポートしている. 現状サポートしているLSIは,次に2種類である.V850プロセッサ依存部では, プロセッサと割り込みコントローラのみを使用するため,他の V850E2M/V850E2SコアもしくはG3M/G3Kコアを用いたLSIへのポーティングは容 易である. ・V850E2/Fx4 ・RH850/F1L ・RH850/F1H ○開発環境 カーネルのコンパイルは,GHS を用いている.動作確認を行なったバージョン は以下のものである. ・2013.5.5 デバッガは,CS+を使用して動作確認をしている.動作確認をしたバージョン は次の通りである. ・CS+ V3.00.00 ○周辺回路 GCC版と同様. ○TAUn割込みハンドラ(in taua_timer.c) GCC版と同様. ○割込み優先度 GCC版と同様. ○割込み属性 GCC版と同様. ○未登録の割込み GCC版と同様. ○C1ISRの扱い GCC版と同様. ○CPU例外要因情報取得 GCC版と同様. ○制限事項 GCC版でビルドの最後に行うアドレスの整合性チェックは正しく動作しないた め,実施しない. ep相対でアクセスするtinyデータセクションはサポートしない. ○バージョン履歴 2015/06/26 ・SC3対応 以上.