source: asp3_wo_tecs/trunk/target/blueninja_gcc/target_user.txt@ 302

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TECSレスのASP3の開発のため以下のtrunkからコピー
http://dev.toppers.jp/svn/asp3/branches/WO_TECS-3.C.0

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2 BlueNinja依存部
3 Last Modified: 2015 Nov 12
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5
6(1) 対応しているターゲットシステムの種類・構成
7
8BlueNinja依存部は,CEREVO社のBlueNinjaをサポートしている.
9
10 ・CDP-TZ01B (TOSHIBA TZ1001MBG)
11
12使用しているリソースは,
13・UART1(syslog出力,低レベル出力)
14・TMR0,TMR1(システム時刻,イベント時刻)
15であり,TOSHIBA TZ1001MBGを使用しているターゲットであれば,
16容易にポーティング可能である.
17
18ターゲット初期化およびOpenOCD動作のためには,東芝社から提供されている
19"TZ1000 BSP",および,CEREVO社から提供されている"BlueNinja BSP"を用いる.
20
21(2) 使用する開発環境と動作検証した条件(バージョン,オプション等)
22
23コンパイラはGCCを用いる.動作確認に用いたコンパイラは以下の通りである.
24
25 arm-none-eabi-gcc 4.8.4 (GCC ARM Embedded in Launchpad 4.8-2014-q3)
26 arm-none-eabi-gcc 4.9.3 (GCC ARM Embedded in Launchpad 4.9-2015-q1)
27
28デバッグ環境は,BlueNinjaに付属するブレイクアウトボードのmbed相当の
29書込み機能を利用したFlashへの書込み,また,ブレイクアウトボードの
30CMSIS-DAPインターフェースを利用した,GDBとOpenOCDによるデバッグを
31確認した.
32ホストPCのOSがWindowsの場合には,ブレイクアウトボードのmbed相当の機能を
33利用するために,デバイスドライバのインストールが必
34要である.
35下記のURLの,"Download latest driver"リンクから,デバイスドライバを
36ダウンロードし,ホストPCにインストールする.
37https://developer.mbed.org/handbook/Windows-serial-configuration
38MacOSX環境では,上記デバイスドライバのインストールは必
39要ない.
40おそらく,Linux環境でも必
41要ないと思われるが,要確認である.
42動作確認に用いたGDBは,上記GCCのパッケージに同梱されているGDBである.
43また,動作確認に用いたOpenOCDのバージョンは,OpenOCD 0.8.0である.
44
45TZ1000 BSPを用いるために,以下の環境構築が必
46要である.
47 1. CMSISのå…
48¥æ‰‹
49 http://www.keil.com/dd2/pack/ のURLの,ARM > CMSIS CMSIS
50 (Cortex Microcontroller Software Interface Standard) >
51 Version: 3.20.4 ARM.CMSIS.3.20.4.pack にある"Download"ボタン
52 から,ARM.CMSIS.3.20.4.pack をダウンロードし,unzipにより
53 解凍する.
54
55 2. TZ1000 BSPのå…
56¥æ‰‹
57   http://blueninja.cerevo.com/ja/guide/altc.html のURLに
58   従い,東芝社のウェブサイトから"TZ1000 BSP non OS Version
59 for MDK-ARM"のVer.1.35.0をダウンロードする.
60 ダウンロードした TZ1000_OSless_MDK_20150827.zip をunzip
61 により解凍し,TZ1000_OSless_MDK_20150827/TZ1000_Software_150827/
62 TOSHIBA.TZ10xx_DFP.1.35.0.pack を解凍する.
63
64 3. デバイスドライバ用ディレクトリの作成
65 target/blueninja_gcc/ 以下に,device/ ディレクトリを作成する.
66 そして,device/ 以下に,1.〜2.で解凍したディレクトリを,以下の
67 ようにé…
68ç½®ã™ã‚‹ï¼Ž
69 target/blueninja_gcc/device/
70 - ARM.CMSIS/ ... 1. で解凍したディレクトリをé…
71ç½®
72 - ARM.CMSIS.pdsc
73 - CMSIS/
74 - CMSIS_RTX/
75 - Device/
76 - TOSHIBA.TZ10xx_DFP/ ... 2. で解凍したディレクトリをé…
77ç½®
78 - Boards/
79 - Device/
80 - Flash/
81 - Middleware/
82 - RTE_Driver/
83 - SVD/
84 - TOSHIBA.TZ10xx_DFP.pdsc
85 - Utils/
86 - RTE/ ... TOSHIBA.TZ10xx_DFP/ から一部のファイルをé…
87ç½®
88 - Device/TZ1001MBG/ ... 新規作成
89 ※ なお,deviceというディレクトリ名はパスは,Makefile.targetの
90 DEVICEDIRマクロを修正することにより変更可能である.
91
92 4. target/blueninja_gcc/device/RTE/ 以下のファイルの準備
93 TOSHIBA.TZ10xx_DFP/ から一部のファイルを RTE/ 以下にé…
94ç½®ã™ã‚‹ï¼Ž
95 - cp TOSHIBA.TZ10xx_DFP/RTE_Driver/Config/* RTE/Device/TZ1001MBG/
96 - cp TOSHIBA.TZ10xx_DFP/Boards/TOSHIBA/RBTZ1000/Template/RTE/ \
97 RTE_Components.h RTE/
98 上記ファイルにパッチをあてる.
99 - cd target/blueninja_gcc/device
100 - patch -p0 < ../RTE.patch
101
102BlueNinja BSPをå…
103¥æ‰‹ã™ã‚‹ãŸã‚ã«ã¯ï¼Œgitを使用し,下記のコマンドにより,
104BlueNinja BSPリポジトリをクローンする.
105 git clone https://bitbucket.org/cerevo/blueninja_bsp.git
106
107OpenOCDによるデバッグ時には,下記のファイルをOpenOCDのscripts/
108ディレクトリにé…
109ç½®ã™ã‚‹å¿…
110要がある.
111 - cp blueninja_bsp/install_files/tz10xx.cfg %OpenOCD%/share/openocd/ \
112 scripts/target/
113 - cp blueninja_bsp/install_files/tz10xx_reset.tcl %OpenOCD%/share/ \
114 openocd/scripts/target/
115
116なお,BlueNinja BSPの下記に含まれるライブラリやドライバも利用可能である.
117 - blueninja_bsp/_TZ1/skel/src/
118その際には,Makefileを下記の方針で修正する必
119要がある.
120 - .cファイルのパスをvpathに含める
121 - .hファイルのパスをINCLUDEに含める
122ライブラリやドライバのリファレンスは下記CEREVO社のウェブサイトを参ç…
123§ã®ã“と.
124 http://blueninja.cerevo.com/ja/docs/reference/index.html
125
126参考情
127å ± (1)
128 東芝社やCEREVO社のライブラリやドライバでは,stdint.hを使用しており,
129 TOPPERSカーネルのt_stddef.hの定義と重複するため,コンパイルエラーと
130 なる.
131 東芝社やCEREVO社のライブラリやドライバのヘッダファイルをincludeする
132 際には,そのinclude文の前に,下記のインクルードガード用マクロを定義
133 することで,型定義の衝突を回避することができる.
134#define _STDINT_H
135
136参考情
137å ± (2)
138 CEREVO社のBlueNinja BSPのライブラリやドライバから使用している,
139 東芝社のTZ1000 BSPのライブラリやドライバに関する情
140報は,
141 blueninja_bsp/_TZ1/scripts/app_create.bat が参考になる.
142
143(2-1) sample1の動作確認手順
144
1451. (2) の環境準備をする
146
1472. asp3/obj/ ディレクトリを作成する
148 $ mkdir obj
149
1503. asp3/obj/ に移動し,configureを実施
151 $ cd obj
152 $ ../configure -T blueninja_gcc
153
1544. Makefileを修正し,asp.binをビルドするようにする
155@@ -205,8 +205,8 @@
156 #
157 # ターゲットファイル(複数を同時に選択してはならない)
158 #
159-#all: $(OBJFILE)
160-all: $(OBJNAME).bin
161+all: $(OBJFILE)
162+#all: $(OBJNAME).bin
163 #all: $(OBJNAME).srec
164
165 ##### 以下は編集しないこと #####
166
1675. make depend; make を実行し,asp.binをビルド
168 $ make depend; make
169
1706. BlueNinjaをブレイクアウトボードに接続し,USBケーブルでホストPCに
171 接続する.
172
1737. BlueNinjaがUSBメモリかつシリアルポートとして認識される.
174 USBメモリとして認識されたBlueNinjaのトップディレクトリに
175 asp.binを置く
176 $ cp asp.bin %DevicePath%/CDP-TZ01B/
177
1788. BlueNinjaが自動的に再接続認識される
179
1809. TeraTermなどを使用し,ホストPCのシリアルポートをopenする
181
18210. ブレイクアウトボードのパワースイッチ(miniUSB端子の隣)
183 を2秒以上押し続ける
184 パワースイッチの位置は下記URLの図が参考になる
185 http://blueninja.cerevo.com/ja/docs/BlueNinja_ERASE.png
186
18711. BlueNinjaでASPが起動し,シリアルログ出力が開始され,LEDが点灯する
188
189
190(3) ターゲット定義事項
191の規定
192
193(3-1) 割込み優å…
194ˆåº¦
195
196CFG_INTで使用可能な割込み優å…
197ˆåº¦ã®ç¯„囲は,-8 〜 -1 である.ARM-Mプロセ
198ッサ依存部のマニュアルあるように,TMIN_INTPRIに設定可能な値の最大値は
199-7であり,カーネル管理内
200の割込みは-7 〜 -1 の優å…
201ˆåº¦ã‚’設定可能であり,
202カーネル管理外の割込みの優å…
203ˆåº¦ã¨ã—ては-8が使用可能である.
204
205(4) メモリマップ
206
207例外ベクタ,スタートアッププログラムテキスト,定数データはFLASHへ,
208その他のプログラムテキスト(*),その他のデータはRAMへé…
209ç½®ã™ã‚‹ï¼Ž
210(*)は,スタートアッププログラムにより,FLASHからRAMへコピーされる.
211
212(5) シリアルインタフェースドライバの情
213å ±
214
215シリアルインタフェースドライバでは,UART1を用いる.通信フォーマットは,
216115200bps, 8bit, non-parity, 1topbitである.
217
218(6) システムログ機能の情
219å ±
220
221システムログの低レベル出力は,UART1を用いる.通信フォーマットは,
222115200bps, 8bit, non-parity, 1topbitである.
223
224(7) ライブラリの指定
225
226"Stellaris Peripheral Driver Libary" に含まれる,libdriver.a と
227libgr.a をリンク対象とする必
228要がある.指定方法は,Makefile.target の
229LIBS に指定すればよい.
230
231(8) バージョン履歴
232
2332015/11/15
234・最初のリリース
Note: See TracBrowser for help on using the repository browser.